2月某日。



この日は飲み会。
それも飲むのは初めての地、手稲で。
あんなところに飲み屋なんてあるのか?
と思っていたところ、JR手稲駅周辺には結構な飲食店が立ち並んでいた。



「手稲駅の利用者数は、札幌駅に次いで2番目に多いのよ」
と、店のオネエサンが優しく(内心はイラっと?)微笑んでいる。



どうやら私は手稲区民に大変失礼なことを言ってしまったようで。
区民の皆さん、ごめんなさい。

 

17時くらいから飲み始め、2軒3軒と回るうちに最終列車の時間。
すると偶然、得意先のお偉いさんと遭遇し、更に一層盛り上がった(殆どヤケクソ)。
結局、お開きになったのは午前3時。
さて帰るか。
ここで酔いが回った脳は素晴らしいことを思い付いた。



昨年の手稲山朝練では、自宅から入口の富丘まで自転車で1時間切るぐらいだったな。
とすると、距離でたった20kmぐらいか。
なんだ、楽勝じゃん!



酔った勢いは恐ろしい。
ましてや、自転車脳で20kmがとても近くに感じている。
というわけで無謀にも徒歩で自宅へと向かったのだ。
心の中では夜練だ、足腰強化だと思いながら。



 
深夜、強風が荒れ狂う中、風向きも目まぐるしく変わる。
向かい風になったり、追い風になったり。
2時間近く歩いてようやく追分通りに出た。
更に1時間歩いて新琴似の奥。
え、まだこんなところか…



この頃には酔いもすっかり醒めて、歩いたのを後悔しまくり。
もうこうなりゃ意地だけですよ。
新琴似の吉野家で牛丼食べてパワーを付け、更に1時間ほど歩いたところで、空が明るくなってきた。

オレ、何をやっているんだ。バカ?



 
そんなこんなでご帰還が5時間後の朝の8時(爆)
妻には朝帰りだと怒られる。
夜錬で歩いてきたと言ってみたところで、
「手稲から歩けるわけないでしょ!嘘ばっかり!」
と信じてくれない><

そして両脚はパンパン。
そりゃそうだ、計算すると2万歩も歩いたことになるのだから。
身も心もボロボロですがな…
 
それでも一つ収穫がありましたね~
前日から仕事して飲んで歩いて、ほぼ27時間フル活動していたわけで、これはブルベ400の制限時間と一緒だ。
これなら、もう途中の仮眠は要らないかも?

とは言いつつも、万一の仮眠場所を想定しておくのもブルベでは必要なのは言うまでもない。
 
 
 
最後に一言。
もちろん、素面(シラフ)の時は手稲から歩きませんって(笑)